
家の中の文房具、全部でいくつ?
リビングのペン立てには、ボールペンが十数本。そのうち何本かは、インクが出ない。引き出しを開けると、はさみが3本、ホチキスが2つ、使いかけのノートが何冊も。家じゅうの文房具を集めたら、いったいどれくらいになるのでしょう。
文房具は、ひとつひとつが小さく、値段も安いので、増えていることに気づきにくいモノです。でも、数が増えるほど、必要なときに使える1本が見つからない、という困りごとが起きやすくなります。
今日は、文房具が増え続ける理由と、使う分だけにする整理の手順、そして増やさないためのルールをお伝えします。結論から言うと、文房具の整理は「家の中のどこで使うか」から考えると、驚くほどすっきりします。
文房具が増え続ける3つの理由
もらう・おまけでつく
ボールペンやメモ帳は、粗品や景品、お店のおまけとしてもらうことが多いモノです。自分で買っていないのに、いつの間にか増えていきます。
見つからないから、また買う
はさみやテープが必要なときに見つからず、「とりあえず新しいのを買おう」。そして後日、見つからなかったはさみが出てくる。こうして、同じ文房具が家の中に何個もある状態になります。
「かわいい」「便利そう」で買ってしまう
文房具売り場には、デザインのかわいいものや、便利そうな新商品がたくさん並んでいます。値段が手ごろなので、つい手に取ってしまうのも、文房具が増える理由のひとつです。
文房具を「使う分だけ」にする4ステップ

ステップ1:家じゅうの文房具を1か所に集める
まずは、リビング、キッチン、子ども部屋、玄関など、家じゅうに散らばっている文房具を1か所に集めます。集めてみると、その量に驚くはずです。
ステップ2:使えないものを手放す
インクの出ないペン、切れ味の悪いはさみ、乾いてしまったのりなど、使えないものを先に手放します。ペンは一本ずつ試し書きをしてみましょう。これだけで、量がぐっと減ります。
ステップ3:種類ごとに分けて数を決める
ペン、はさみ、テープ、のり、ホチキス、メモ帳など、種類ごとに分けて並べます。そして、それぞれ「家に何個あれば足りるか」を考えます。
ステップ4:「使う場所」に配置する
最後に、文房具を使う場所ごとに必要な分だけを置きます。たとえば、リビングにはペン2本とはさみ1本、キッチンにはペン1本とメモ帳、玄関には宅配の受け取り用にペン1本。使う場所に置いておけば、探すことも、また買うこともなくなります。
「1か所収納」と「使う場所収納」
文房具の収納には、大きく2つの考え方があります。
ひとつは、すべての文房具を1か所にまとめる方法です。どこにあるかがはっきりしているので、管理がしやすいのが利点です。ただし、使う場所から遠いと、取りに行くのが面倒になり、使ったあと戻さなくなることがあります。
もうひとつは、使う場所ごとに必要な分だけ置く方法です。使いたいときにすぐ手が届くので、出しっぱなしになりにくく、探す手間もありません。
おすすめは、よく使うものは使う場所に、たまにしか使わないものは1か所にまとめる、という組み合わせです。家族の暮らし方に合わせて、使いやすい形を見つけてみてください。
文房具を増やさないためのルール

「ストックは1つまで」
ノートやテープなど、予備を持っておきたいものは、ストックは1つまでと決めます。ストックを使い始めたら、次の1つを買う、というリズムにすると、増えすぎを防げます。
もらった文房具は「すぐ使う」か「すぐ譲る」
粗品やおまけでもらった文房具は、今使っているものと入れ替えるか、必要な人に譲る。引き出しにしまい込まないことが大切です。
買う前に「家にあるか」を確かめる
文房具を買う前に、まず家の文房具の置き場所を確認する習慣をつけましょう。置き場所が決まっていれば、確認も一瞬で終わります。
子どもの文房具はどうする?
子どもがいる家庭では、子どもの文房具も増えやすいものです。学校で使う鉛筆や消しゴム、色鉛筆、かわいいシールやメモ帳。
子どもの文房具は、「この箱に入る分だけ」と上限を決めて、子ども自身に管理してもらうのがおすすめです。箱がいっぱいになったら、使わないものを選んで手放す。この経験は、モノとの付き合い方を学ぶよい機会にもなります。
文房具が減ると、「探す時間」がなくなる
文房具を使う分だけにすると、まず変わるのは探す時間です。必要なときに、決まった場所に、使える1本がある。それだけで、日々の小さなストレスがなくなります。
そして、残った文房具は、書き心地がよいペン、よく切れるはさみなど、自分にとって使いやすいものばかりです。道具が使いやすいと、書くこと、作ることが、ちょっと楽しくなります。少ない道具を、気持ちよく使う。それが、暮らしを軽くする文房具との付き合い方です。
「書くもの」は家族で共有する
文房具の数を減らすうえで効果的なのが、家族で共有するという考え方です。
はさみ、テープ、ホチキスなどは、家族それぞれが自分用を持つ必要はあまりありません。家族共有の文房具をリビングにまとめておくと、全体の数をぐっと減らせます。使ったら同じ場所に戻す、というルールを家族で共有しておきましょう。
一方で、子どもの学校用の文房具や、仕事で使うペンなど、個人で使うものは、それぞれの場所で管理します。共有するものと個人のものを分けておくと、「誰かが持っていった」というトラブルも減ります。
家族共有の文房具の置き場所は、家族みんなが通りやすく、使いやすい場所を選ぶのがポイントです。リビングの棚の一角や、カウンターの上の小さなかごなど、すぐに手が届く場所にしておくと、探し物も、出しっぱなしも減っていきます。
よくある質問
Q. 使っていないノートが何冊もあります。
使っていないノートは、メモ帳や家計簿、子どものお絵かき帳など、新しい役割を与えてみましょう。使い道がないものは、必要な人に譲るのもよい方法です。
Q. 色ペンがたくさんあって手放せません。
よく使う色を残し、ほとんど使わない色は思い切って手放すと、選ぶ迷いが減ります。
Q. 文房具の処分方法は?
ペンやはさみなど、素材によって分別が異なることがあります。お住まいの自治体のルールを確認して処分しましょう。
Q. 仕事用の文房具はどうすればいい?
在宅で仕事をする場合は、仕事用の文房具を1つの箱やトレーにまとめ、家族の文房具と分けておくと、仕事を始めるときにすぐに準備ができます。
Q. 文房具の整理はどのくらいの頻度で?
新学期や年末など、年に1〜2回見直すくらいで十分です。インクの出ないペンは、気づいたときにすぐ手放しましょう。
まとめ:文房具は「使う場所に、使う分だけ」
- 文房具は、もらう、見つからないから買う、つい買う、で増え続ける
- 家じゅうの文房具を集め、使えないものから手放す
- 種類ごとに数を決め、使う場所に必要な分だけ置く
- ストックは1つまで、もらったらすぐ使うか譲る
- 文房具が減ると、探す時間がなくなる
今日、リビングのペン立てのペンを、一本ずつ試し書きしてみてください。インクの出ないペンを手放すだけで、ペン立てはぐっと軽くなります。