疲れない暮らし

食器棚の奥の「いつか使う器」、何年使っていませんか|食器の適量を決めると、毎日の片付けが軽くなる

食器棚の奥の「いつか使う器」、何年使っていませんか|食器の適量を決めると、毎日の片付けが軽くなる

毎日使う食器は、何枚ありますか?

食器棚を開けると、手前にはいつも使うお皿とお茶碗。その奥には、引き出物でもらった器、セットで買ったけれど一部しか使っていない食器、来客用のカップ。何年も手に取っていない器が、意外とたくさん眠っていませんか。

毎日の食事で実際に使う食器は、思っているより少ないものです。それなのに、食器棚はいつもいっぱいで、重ねた食器の下から目当てのお皿を取り出すのに苦労する。そんな小さなストレスが、毎日積み重なっていきます。

今日は、食器が増えてしまう理由と、家族の食器の適量を決める方法、そして増やさないためのルールをお伝えします。結論から言うと、食器の適量は「家族の人数」と「1日に洗う回数」から考えると、ぐっと決めやすくなります。

食器が増えてしまう3つの理由

もらう機会が多い

引き出物、記念品、景品、おまけ。食器は、自分で選んでいないのに家にやってくることの多いモノです。使わないまま、食器棚の奥にしまわれていきます。

「セット」で持っている

5枚組、6客セットなど、食器はセットで売られていることが多いものです。家族の人数より多いセットを持っていると、使わない分がそのまま残り続けます。

「来客用」を多めに持っている

お客さまのための食器を多めに用意している家庭もあります。でも、実際に来客がある回数は、年に何回でしょうか。使う機会が少ないのに、場所はいつも占領しています。

食器の適量を決める4ステップ

食器の適量を決める4ステップ

ステップ1:1週間、使った食器をメモする

まずは1週間、実際に使った食器を記録してみます。毎日同じお皿を使っていること、ほとんど出番のない食器があることに気づくはずです。

ステップ2:家族の人数と洗う回数から考える

食器の適量は、家族の人数 ×(1回の食事で使う枚数)を基本に、洗い物をするタイミングで考えます。食事のたびに洗うなら、家族の人数分に少し余裕を足した数で十分です。1日1回まとめて洗うなら、その分多めに必要になります。

ステップ3:食器棚の中身を種類ごとに出す

お茶碗、汁椀、大皿、小皿、コップなど、種類ごとに出して並べます。同じ種類の食器が、必要な数よりどれだけ多いかが見えてきます。

ステップ4:「よく使う器」から残す

残す食器は、よく使っているもの、使い心地がよいもの、好きなものから選びます。欠けている食器は、けがの原因にもなるので、この機会に見直しましょう。

手放す食器の行き先

  • 未使用の食器:リサイクルショップやフリマアプリ、知人に譲るなど。
  • 使用済みでもきれいな食器:地域のリユースの取り組みや、寄付を受け付けている団体がある場合もあります。
  • 欠けた・割れた食器:自治体のルールに従って処分します。陶磁器やガラスの出し方は地域によって違うので、確認しておきましょう。

食器を増やさないためのルール

食器を増やさないためのルール

「1つ増えたら1つ手放す」

新しい食器を買ったり、もらったりしたら、同じ種類の食器を1つ手放します。食器棚の量を一定に保つ、いちばんシンプルなルールです。

来客用は「普段使いと兼用」にする

来客用の食器を別に持つのではなく、普段使いの食器の中で、来客にも出せるものを選んでおくと、食器の数を減らせます。白いシンプルな器は、どんな料理にも、どんな場面にも合わせやすく便利です。

食器棚に「余白」を残す

食器棚がいっぱいになると、重ねて収納することになり、出し入れが大変になります。重ねる枚数を少なくし、余白を残しておくと、毎日の片付けがぐっと楽になります。

食器が減ると、何が変わるのか

食器を減らすと、まず変わるのは洗い物です。食器が多いと、洗い物をためてしまっても困りません。でも、適量であれば、「使ったら洗う」というリズムが自然と生まれます。シンクに洗い物がたまることが減り、台所がすっきり保てます。

また、食器棚から目当てのお皿をすぐに取り出せるようになります。重ねた食器を持ち上げる手間、奥の食器を取り出すために手前の食器をどける手間。こうした小さな手間がなくなるだけで、台所に立つのが少し楽しくなります。

そして、残した食器は、自分が本当に好きで、使いやすいものばかりです。お気に入りの器で食事をする時間は、毎日の暮らしをささやかに豊かにしてくれます。

思い出のある食器はどうする?

親から譲り受けた器、結婚祝いでもらった食器など、思い出のある食器は、使っていなくても手放しにくいものです。

そんな食器は、しまい込まずに使ってみるのもひとつの方法です。特別な日だけでなく、普段の食事に使ってみると、思い出と一緒に器を楽しむことができます。どうしても使わないものは、数を決めて大切に残すと、気持ちの整理がつきやすくなります。

食器棚の「使いやすい並べ方」

食器の数を適量にしたら、並べ方も見直してみましょう。並べ方を少し工夫するだけで、毎日の出し入れがぐっと楽になります。

基本は、よく使う食器を、目の高さから腰の高さの間に置くことです。毎日使うお茶碗やお皿は、手を伸ばせばすぐに取れる場所に。たまにしか使わない大皿や季節の器は、上段や下段に置きます。

また、重ねる枚数を少なくすることも大切です。同じお皿を何枚も重ねると、下のお皿を取り出すのが大変になります。重ねるのは5枚程度までにし、それ以上ある場合は数を見直すか、収納の仕方を工夫しましょう。

食器を立てて収納するスタンドを使うと、お皿を1枚ずつ取り出しやすくなります。ただし、収納グッズは、食器の数を減らしてから必要な分だけを選ぶのがおすすめです。

よくある質問

Q. 家族が増える予定があります。

家族が増えてから、必要な分だけ買い足すことで十分です。先に用意しすぎると、使わない食器が増えることもあります。

Q. 季節の器はどうすればいい?

季節の器は、その季節だけ食器棚の手前に出し、ほかの時期は上段などにしまうと、場所を有効に使えます。

Q. 割れにくい食器にしたほうがいい?

小さな子どもがいる家庭では、割れにくい素材の食器を取り入れると安心です。家族の暮らしに合わせて選びましょう。

Q. 夫婦で食器の好みが違います。

それぞれがお気に入りの器を数個ずつ残すようにすると、お互いに気持ちよく使えます。普段使いの食器は、家族で話し合って決めましょう。

Q. 割れたお皿の代わりは、すぐ買うべき?

すぐに買い足さず、1〜2週間、今ある食器で回せるか試してみるのもひとつの方法です。困らなければ、その数が今の家族の適量かもしれません。

Q. 食器の数が適量か不安です。

来客が多い時期や、洗い物ができない日が続いたときに困るかどうかで判断してみてください。困ることがなければ、その数で十分です。

まとめ:食器の適量は「人数」と「洗う回数」で決める

  • 食器は、もらう機会、セット買い、来客用で増えやすい
  • 1週間使った食器を記録し、家族の人数と洗う回数から適量を考える
  • 種類ごとに出し、よく使う・好きな器から残す
  • 1つ増えたら1つ手放す、来客用は普段使いと兼用にする
  • 食器が減ると、洗い物と片付けが軽くなる

今日から1週間、家族が使った食器を、食事のたびにメモしてみてください。本当に必要な食器の数が、自然と見えてきます。